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広島市水道の歩み
創設
広島市の水道は、明治31年(1898年)8月25日に創設、翌32年(1899年)1月1日に給水を開始しました。
それまで、人々の多くは太田川の水を直接、飲料水としていましたが、水害が多く発生し、しばしばコレラや赤痢などの伝染病が流行したことから、水道の布設が強く望まれるようになりました。その後、明治27年(1894年)に日清戦争が起こり、広島市が軍事上の拠点となったことから、軍用水道とこれに接続する市民用水道として水道布設工事が進められました。
広島市の水道は平成30年に120周年を迎えます。平成29年度末現在で約123万人の方々にご利用いただいています。広島市と、安芸郡府中町、坂町へ給水する広域水道として発展してきました。
これからも、誰もが快適で文化的な生活が送れるよう、最善の努力を重ね、創設以来、1度も断水をしたことのない広島水道の歴史を次世代へ引き継いで行きたいと考えています。
年表
年(西暦) | 月日 | 事項 | |
---|---|---|---|
明治 | 22(1889)年 | 4月1日 | 広島市制施行 |
31(1898)年 | 8月25日 | 広島市水道施設竣工式(牛田浄水場) | |
32(1899)年 | 1月1日 | 広島市給水開始 | |
給水能力 約1万3千立方メートル | |||
給水人口 約4万5千人 | |||
41(1908)年 | 3月14日 | 第1期拡張事業完成 | |
大正 | 13(1924)年 | 6月15日 | 第2期拡張事業完成 |
昭和 | 10(1935)年 | 3月 | 第3期拡張事業完成 |
20(1945)年 | 8月6日 | 原爆投下、水道部員83名殉職 | |
27(1952)年 | 10月1日 | 地方公営企業として水道局が発足 | |
36(1961)年 | 9月30日 | 第4期拡張事業完成 | |
44(1969)年 | 7月1日 | 緑井浄水場通水式 | |
45(1970)年 | 3月1日 | 第5期拡張事業完成 | |
55(1980)年 | 4月1日 | 広島市政令指定都市に移行 | |
7月1日 | 高陽浄水場通水式 | ||
56(1981)年 | 3月31日 | 第6期拡張事業完成 | |
57(1982)年 | 6月1日 | 安芸水道企業団と合併 | |
60(1985)年 | 3月20日 | 五日市町の広島市編入に伴い、水道事業承継 | |
7月10日 | 水道資料館開館 | ||
62(1987)年 | 4月1日 | (財)広島市水道サービス公社設立 | |
平成 | 6(1994)年 | 3月31日 | 第7期拡張事業完成 |
10(1998)年 | 4月1日 | 水源涵養モデル事業に着手 | |
8月25日 | 広島市水道創設100周年 | ||
14(2002)年 | 3月31日 | 第7期拡張事業(2期)完成 | |
17(2005)年 | 4月25日 | 湯来町の広島市編入に伴い、簡易水道等事業を受任 | |
21(2009)年 | 3月31日 | 給水能力 約63万立方メートル | |
給水人口 約120万人 | |||
23(2011)年 | 3月31日 | (財)広島市水道サービス公社解散 | |
30(2018)年 | 8月25日 | 広島市水道創設120周年 |