本文
水道局の災害対策
ライフラインである水道は、断水するとお客さまの生活や企業の活動に多大な影響を与えることとなります。また、近年、全国各地で大規模地震が発生しており、今後、「南海トラフ巨大地震」等広島市域にも大きな被害を及ぼす地震の発生が予想されていることから、水道局では震災対策に取り組んでいます。
以下では、その取り組みをご紹介します。
なお、より詳しく知りたい方は、広島市水道施設耐震化計画をご覧ください。
水道施設の耐震化
地震による被害を最小限にとどめるため、計画的に水道施設の耐震化を推進します。また、災害拠点病院などの重要給水施設への配水管路の耐震化を計画的に実施します。
耐震補強後の高陽浄水場管理棟
管路の耐震化
重要給水施設への配水管路の耐震化
土砂・浸水災害対策の推進
近年頻発する豪雨災害や、今後予想される南海トラフ巨大地震等による津波への対策として、配水施設等の土砂災害対策や、浄水場など基幹施設等の浸水災害対策を推進します。
高陽取水場の防水壁
バックアップ機能の強化
事故や災害に備えて配水幹線の相互連絡管などのバックアップ施設を整備するとともに、停電に備えて非常用電源を確保します。
配水系統間のバックアップ
浄水場に整備した自家発電設備(ガスタービン発電機)
応急対策の推進
水道施設が被災した直後においても必要最低限の飲料水をお届けできるよう、避難場所に飲料水兼用型耐震性防火水槽を設置するとともに、災害時に給水拠点となる配水池への緊急遮断弁の整備や、応急給水用資機材等の整備を進めています。
また、他の水道事業体との相互応援協定の締結やこれに基づく防災訓練を実施するなど、災害発生時により迅速かつ的確な対応ができるよう、危機管理体制の充実を図っています。
緊急遮断弁の仕組み
給水車
給水用ポリ袋