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広島市水道と私たちのくらしについて、楽しく学べるフロア
床一面に広がった航空写真で、豊かな自然と水に恵まれた広島のまちを空から見てみよう!
源流から下流までの自然やいきものなどをとおして、太田川の恵みについて学びます。
川の水が飲み水となり、家庭や学校のじゃ口に届くまでの道のりを学びます。
家庭での水の使われ方や、節水方法などを学びます。
広島市の水道施設などの災害対策を紹介します。家庭での備えも学びます。
水の重さを体験できるコーナーでは、3リットル(一人が1日に必要な飲料水)×3日分の合計9リットルの水を持ち上げたり、運んだりすることで、水は重たいものであるということを実感できます。
広島市水道の歴史を学びながら、平和についても考えるフロア
明治31年に日本で5番目に近代水道として創設された、歴史ある広島市水道の歩みを学びます。
水道創設以前からの水道にまつわる道具や水道管などを時代ごとに展示しています。
原爆投下後も広島のまちに命の水を送り続けたお話などを紹介します。
原爆投下時のこの建物内でのできごとや、被爆建物の保存について紹介します。
映像モニターを備えた休憩スペースです。ゆっくり展示内容をふり返るのに最適な空間です。
水道資料館入口上部の石板に刻まれているのは、篆書体(てんしょたい)で書かれた「送水喞筒室(そうすいしょくとうしつ)」という文字で「送水ポンプ室」を意味しています。
※篆書体:中国秦(しん)の時代の字体
資料館入口右側にある石額「不舎晝夜(ちゅうやをおかず)」は、広島市水道創設時の牛田取水門中央上部に掲げられていました。昼も夜も休みなく流れ続ける“母なる川 太田川”の恩恵を思い、当時、臨時広島軍用水道布設部長であった児玉源太郎陸軍中将が中国の故事にならって筆をふるったものです。
児玉源太郎・筆(当時の陸軍中将)
資料館入口左側にある石額「深仁厚澤(しんじんこうたく)」は、広島市水道の創設にゆかりの深い伊藤博文が書いたもので、広島市水道創設時のポンプ室正面に掲げられていました。この四文字は、中国の古言に源をたどることができ、明治天皇の仁徳と大自然の水徳とを巧みに表現したものと言えます。
伊藤博文・筆(当時の内閣総理大臣)
資料館別館は、昭和のはじめに建築された量水室を改修したもので、現在は学習ルームとして利用しています。
別館前には大正時代に牛田水源地に設置されたポンプを展示しています。
水道創設時に猿猴橋の上流に架設された水管橋の一部を展示しています。