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経済産業省では、「近代化産業遺産の活用による地域活性化推進事業」の一環として、平成19年度から近代化産業遺産群を取りまとめるとともに、近代化産業遺産を認定しています。
平成19年度は全国で575ヵ所、平成20年度は全国で540ヵ所が認定されています。
広島市は、認定プレートを「広島市水道資料館」に設置しています。
「近代化産業遺産群 続33」のうち、『清潔な水を大量に供給し都市の生活・産業の発展を支えた近代水道の歩みを物語る近代化産業遺産群』というストーリーに基づいて認定されました。
広島市水道資料館外観
広島市水道資料館別館外観
幕末から戦前にかけて、日本の産業近代化に貢献した建造物、設備機器、文書などの産業遺産の価値を顕在化させ、地域活性化に役立てることを目的としています。
経済産業省では、日本の近代化にまつわる技術史、産業史的な視点を含めつつ評価を行い、「近代水道」を含む33のストーリーを公表するとともに、我が国の代表的な産業遺産に対して「認定」を行うなどの取組を通じて、産業遺産を活用した地域活性化の普及・促進を図ることとしています。
近代化産業遺産が持つ価値は、日本各地に点在する建造物等そのものの価値に加えて、その地域において、産業、技術の発展に果たしてきた役割やそこを舞台に繰り広げられた先人の物語の象徴であり、地域活性化の有益な「種」と成り得るため、その歴史を軸としつつ、人材・技術・物資等の交流にも着目して複数の遺産を関連づけ、遺産群としてとりまとめたものです。
認定に関する詳細な資料は、経済産業省のホームページ<外部リンク>をご覧ください。