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令和6年度 太田川源流の森 森林保全活動 実施報告

ページID:0005210 更新日:2024年10月25日更新 印刷ページ表示

間伐の様子

実施日 令和6年10月5日(土曜日)
天気 晴れ
場所 太田川源流の森、廿日市市吉和支所
【廿日市市吉和】
参加者数 38名
【広島市・呉市・江田島市・海田町の住民の方々】

 令和6年度の森林保全活動を、太田川流域水源涵養推進協議会の主催で10月5日(土曜日)に開催しました。
 この活動は、林業体験や森林学習を通じて水源かん養機能の重要性を知っていただくため毎年実施しているもので、雨に見舞われることもなく、皆さまのご協力のおかげで、無事に活動を終えることができました。

Q 太田川流域水源涵養推進協議会とは?
A 太田川の恵みを受ける下流域の4水道事業体(広島市(府中町、坂町含む)、呉市、広島県水道広域連合企業団(竹原市・東広島市・江田島市・熊野町・大崎上島町)、海田町と廿日市市で協議会を設置し、豊かできれいな太田川を守る活動をしています。
Q 水源かん養機能とは?
A 森林の地表は、落ち葉や木の枝などの堆積物をそこに生息する微生物が分解し、小さなすき間のあるフカフカな状態になっています。このスポンジのような状態が降った雨を蓄え、ゆっくりと時間をかけて流しだすため、洪水や渇水を緩和するとともに、フィルターのように水の汚れをこし取るはたらきをします。

森林学習

 午前中は、吉和自然文化教育センターの森林インストラクター、岩本崇仁(たかひと)先生を講師に招き、廿日市市吉和支所で森林学習を行いました。

 岩本先生に、森林が持つ水源かん養機能(洪水・渇水緩和、水質浄化)について説明していただきました。
 岩本先生の冗談を交えた軽妙なトークは、皆さまの笑いを誘い、子どもたちの興味をひきつけました。

 森林土壌の実験では、子どもたちにも参加してもらいました。「どうなるのかな?」といった顔つきで興味深く見守る子どもたちの姿が印象的でした。また、実験の結果を見た大人の方々も、興味深い様子でうなずかれていました。

 先生のとても分かりやすいお話は大好評でした。
 講師をお引き受けいただいた岩本先生、ありがとうございました。

森林学習の様子1 森林学習の様子2

間伐体験

 午後からは、NPO法人もりメイト倶楽部Hiroshima<外部リンク>の皆さんの指導のもと、太田川源流の森で参加者の皆さまに間伐体験をしていただきました。

 みんなで交代しながらのこぎりで木を切り、ロープで引いた木が倒れるときには、その迫力に子どもたちは歓声をあげていました。

 倒した木は枝を払い玉切りにし、参加者の皆さまにおみやげとして持って帰ってもらいました。

 子どもたちは初めての林業体験に興奮した様子でした!

 指南いただいたNPO法人もりメイト倶楽部Hiroshimaの皆さん、ありがとうございました。

間伐の様子2 間伐の様子2 

Q 間伐とは?
A 植えてから20年くらいたった森では、木と木の間が込み合ってきます。そこで、いくらか間引いて本数を減らし、残した木に養分をいき届くようにして木を大きく育てるとともに、日の光を下の方まで通すことで、下草がよく育つようにします。
Q 玉切りとは?
A 伐採した木を丸太状に切り分けます。これを玉切りと言います。切った後は間伐材として利用したり、そのままにして土壌保全や森の養分として役立てたりします。

さいごに

 森林保全活動にご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。

 水道局では、豊かな清流・太田川を次世代に引き継いでいくため、太田川流域水源涵養推進協議会の一員として、豊かできれいな水を守る活動を行っています。

 皆さまにも私たちと一緒に太田川を守り、豊かな清流を受け継いでいっていただけることを願っています。