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この紙芝居は、原爆投下の日、やけどを負いながらも、浄水場のポンプを復旧し、水を送り続けた一人の水道部職員を中心とした物語で、広島市被爆60周年記念事業の一環として制作したものです。
この『「命の水」~ひろしま水道物語~』の紙芝居(日本語版)、DVD(日本語版・英語版)、ビデオ(日本語版・英語版)の無料貸し出しを行いますので、平和学習等の機会に是非ご利用ください。
広島市の水道は、全国で5番目の水道として明治31年(1898年)8月25日に創設され、翌32年1月1日給水を開始しました。
その後、市勢の発展に伴い、7回の拡張工事を行うなど発展していきましたが、その間、特に、昭和20年(1945年)8月6日、人類史上初めて原子爆弾が投下され、水道部職員186名中、83名が犠牲となり、水道施設も壊滅的な打撃を受けました。
その時、やけどを負った一人の職員を中心に浄水場のポンプを復旧し断水することなく、水を送り続けました。
こうした職員の努力により、原爆投下の日を含め水道創設から、100年以上にわたる不断水の歴史を築いています。
制作 | 広島市水道局 |
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作 | 松上 三智 |
画 | 千崎 紀行 |
『紙芝居「命の水」~ひろしま水道物語~』表紙(被爆70周年記念事業版)