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令和4年度決算
水道は、お客さまの生命や健康に直接関わる重要なライフラインであるため、将来にわたって給水の安全性・安定性と経営の健全性を確保していく必要があります。
このため、本市では、持続可能な水道システムの構築に向けて、「安全でおいしい水の供給」、「水道施設の更新・改良」、「災害対策の充実」を主要施策として掲げ、計画的な施設整備を推進しています。
令和4年度も引き続き、主要施策を推進するとともに、効率的な経営に努めました。
令和4年度広島市水道事業会計決算の概況
水道事業の経営活動などに関する収支
収益的収支の状況(税込み)
水道施設の建設改良などに関する収支
資本的収支の状況(税込み)
損益計算書 (一営業期間の経営成績を明らかにしたもの)
令和4年度は当年度純利益5億円で、前年度(1億円)と比べ4億円増加しました。
年度 | 営業利益 | 経常利益 | 当年度純利益 |
---|---|---|---|
令和4年度 | △11億7,700万円 | 4億7,600万円 | 5億300万円 |
令和3年度 | △14億9,300万円 | 8,900万円 | 1億1,100万円 |
※ 百万円未満切捨
貸借対照表(年度末における財政状態を明らかにするため、すべての資産、負債及び資本を総括的に表示したもの)
令和4年度末の資産は2,172億円で、前年度末(2,193億円)に比べ21億円減少しています。
負債は1,107億円で、前年度末(1,134億円)に比べ27億円減少しています。
資本は1,064億円で、前年度末(1,058億円)に比べ6億円増加しています。
年度 | 資産 | 負債 | 資本 |
---|---|---|---|
令和4年度 |
2,172億3,600万円 |
1,107億7,800万円 |
1,064億5,700万円 |
令和3年度 | 2,193億1,600万円 | 1,134億5,700万円 | 1,058億5,800万円 |
※ 百万円未満切捨
キャッシュ・フロー計算書(一営業期間の資金繰りの実態を明らかにするもので、資金の流れを原因別に示しているもの)
年度 | (1)業務活動によるキャッシュ・フロー | (2)投資活動によるキャッシュ・フロー | (3)財務活動によるキャッシュ・フロー |
資金増減額 |
資金期末残高 |
---|---|---|---|---|---|
令和4年度 |
80億3,900 万円 |
△78億2,400 万円 |
△5億5,900 万円 |
△3億4,300 万円 |
79億4,900 万円 |
令和3年度 |
63億4,700 万円 |
△80億5,100 万円 |
4億9,400 万円 |
△12億800 万円 |
82億9,200 万円 |
※ 百万円未満切捨
経営指標(業務指標のうち、経営の効率性や財務の状況を評価する代表的な5つの指標の経年的な推移を表示しているもの)
項目 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3 年度 | 令和4 年度 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|---|
経常収支比率(%) | 108.9 | 107.0 | 102.6 | 100.4 | 102.1 | 経常費用が経常収益によってどの程度賄われているかを示すものです。100%を超える場合、単年度の経常収支が黒字であることを示しています。 |
料金回収率(%) |
103.9 |
101.9 | 98.6 | 96.5 | 98.0 | 給水に係る費用が給水収益によってどの程度賄われているかを示すものです。100%以上である場合、給水に係る費用を給水収益で賄えていることを示しています。 |
有形固定資産 減価償却率(%) |
54.1 | 55.3 | 56.1 | 57.1 | 58.0 | 有形固定資産のうち償却対象資産の減価償却がどの程度進んでいるかを示すものです。高いほど減価償却が進み更新時期を迎える資産が多いことを示しています。 |
流動比率(%) | 146.7 | 142.5 | 128.0 | 109.3 | 108.8 | 流動負債に対する流動資産の割合で、短期債務に対する支払能力を示すものです。100%以上であることが必要です。 |
企業債元利償還金対給水収益比率(%) | 36.4 | 36.4 | 37.5 | 38.2 | 38.8 | 給水収益に対する企業債元利償還金の割合を示すものです。低いほど財政状態が健全であることを示しています。 |