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令和2年度決算
水道は、お客さまの生命や健康に直接関わる重要なライフラインであるため、将来にわたって給水の安全性・安定性を確保していく必要があります。
このため、本市では、持続可能な水道システムの構築に向けて、平成30年度から令和3年度までの4か年を計画期間とする中期経営計画を策定し、「安全でおいしい水の供給」、「水道施設の更新・改良」、「災害対策の充実」を主要施策として掲げ、計画的な施設整備を推進しています。
また、「平成30年7月豪雨災害復旧」についても、主要施策の一つに加えて、水道施設の復旧を図っています。
令和2年度は、この基本方針に沿って主要施策を推進するとともに、効率的な経営に努めました。
令和2年度広島市水道事業会計決算の概況
水道事業の経営活動などに関する収支
収益的収支の状況(税込み)
水道施設の建設改良などに関する収支
資本的収支の状況(税込み)
損益計算書 (一営業期間の経営成績を明らかにしたもの)
令和2年度は当年度純利益2億円で、前年度(16億円)と比べ14億円減少しました。
年度 | 営業利益 | 経常利益 | 当年度純利益 |
---|---|---|---|
令和2年度 | △9億4,300万円 | 5億8,500万円 | 2億8,900万円 |
令和元年度 | △2億8,300万円 | 15億9,200万円 | 16億4,200万円 |
貸借対照表(年度末における財政状態を明らかにするため、すべての資産、負債及び資本を総括的に表示したもの)
令和2年度末の資産は2,201億円で、前年度末(2,229億円)に比べ28億円減少しています。
負債は1,145億円で、前年度末(1,177億円)に比べ32億円減少しています。
資本は1,056億円で、前年度末(1,052億円)に比べ4億円増加しています。
年度 | 資産 | 負債 | 資本 |
---|---|---|---|
令和2年度 | 2,201億7,700万円 | 1,145億2,300万円 | 1,056億5,300万円 |
令和元年度 | 2,229億8,300万円 | 1,177億3,700万円 | 1,052億4,500万円 |
※ 百万円未満切捨
キャッシュ・フロー計算書(一営業期間の資金繰りの実態を明らかにするもので、資金の流れを原因別に示しているもの)
年度 | (1)業務活動によるキャッシュ・フロー | (2)投資活動によるキャッシュ・フロー | (3)財務活動によるキャッシュ・フロー |
資金増減額 |
資金期末残高 |
---|---|---|---|---|---|
令和2年度 | 82億8,000万円 | △74億8,100万円 | △13億2,100万円 | △5億2,200万円 | 95億100万円 |
令和元年度 | 72億7,500万円 | △55億4,200万円 | △21億7,000万円 | △4億3,600万円 | 100億2,400万円 |
※ 百万円未満切捨
経営指標(業務指標のうち、財務の安全性や生産性を評価する代表的な4つの指標の経年的な推移を表示しているもの)
項目 | 平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
経常収支比率(%) | 109.8% | 108.9% | 107.0% | 102.6% | 経常収益の経常費用に対する割合を示したもの。100%以上であることが望ましいとされています。 |
自己資本構成比率(%) | 63.8% | 64.7% | 65.3% | 65.5% | 自己資本の総資本に対する割合で、財務の健全性を示したもの。高い方が財務的に健全といえます。 |
流動比率(%) | 139.9% | 146.7% | 142.5% | 128.0% | 流動資産の流動負債に対する割合で、財務の安全性をみる指標です。100%以上であることが必要です。 |
職員一人当たり給水人口(人) | 2,014人 | 1,987人 | 2,005人 | 1,984人 | 損益勘定所属職員の給水人口に対する割合で、職員一人当たりの生産性を示したものです。 |