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水質管理体制
広島市は、お客さまに安全でおいしい水をお届けするために、河川などの水源から浄水場、各家庭のじゃ口に至るまで、定期的に水質検査を行い、水道水の水質管理に万全を期しています。
水源での水質検査
水源である王泊ダム貯水池(太田川水系)、土師ダム貯水池(江の川水系)の調査を行うとともに、太田川水系の河川について定期的に水質検査を行っています。
土師ダム貯水池での採水
取水場及び浄水場での水質監視
職員による水質監視や検査に加え、「魚類自動監視装置」、「水中油分自動監視装置」を導入し、24時間厳しく水質をチェックしています。また、水質汚染事故に対して、迅速に対応するため、「水質試験車」を導入しています。
職員による水質検査
魚類自動監視装置
水質の異常に敏感なメダカを水槽内で飼育し、その行動をテレビカメラとコンピューターで24時間連続して自動監視・解析して、異常があれば警報を発信する装置です。水質の異常や毒物混入等を迅速に知ることができます。
水中油分自動監視装置
原水に混入した油分を気化させ、においセンサーで検出し、警報を発信する装置です。24時間連続して自動監視しており、油の混入を迅速に知ることができます。
水質試験車
pH計や多項目水質計等の携帯型分析機器を搭載し、水質汚染事故や水質調査の現場において迅速な対応を行っています。
ご家庭のじゃ口での水質検査
遊離残留塩素の測定
給水区域内において水道法で定められた定期水質検査を行っています。この中には、毎日、遊離残留塩素などの検査を実施している場所もあります。
水質監視モニター装置
水道水の濁度、色度、遊離残留塩素、水温の4項目を24時間連続して自動監視する装置です。各浄水場系統区域の末端地区に設置しており、残留塩素濃度の適正化、低減化を図りながら、常に安全でおいしい水道水が供給されているかを監視しています。