「働き方改革関連法」が施行され、労働基準法の改正により測量、地質調査、土木・建築コンサルタントなどの業種においては、時間外労働の罰則付き上限規制が適用されたことから、長時間労働の抑制は受発注者が共に取り組むべき課題となっています。
広島市水道局では、設計業務等を円滑かつ効率的に進めるため、1週間における受発注者間相互のルールや約束事・スタンスを目標として定め、計画的に業務を履行することにより、設計成果の品質を確保するとともに、より一層の労働環境改善に努めることを目的とし、令和2年9月から「ウィークリースタンス」を実施しています。
この度、この取組をより一層推進するため、「広島市水道局ウィークリースタンス実施要領」を一部改定しました。
改定内容
【現行】
発注者は、初回打合せ時に本取組の目的及び内容を受注者に説明し、実施する取組内容を受発注者間で確認し、共有する。
【改定】
現行の内容に加え、中間打合せ時等に受発注者間で取組内容の実施状況を確認及びフォローアップを行い、業務完了時に受発注者間で取組内容の実施結果を確認し、共有する。
対象となる業務
災害対応等の緊急を要する業務を除く、すべての建設コンサルタント業務等とする。
なお、対象となる業務については、設計図書の特記仕様書に記載していますので確認してください。
取組内容
受発注者が取り組む内容は次のとおりとし、双方、業務の進捗に差し支えない範囲で取り組むものとします。
- ノー残業デーの時間外や休日等に作業が発生することの無いよう留意する事項
- ノー残業デーは、勤務時間外の連絡及び16時以降に掛かる打合せは行わない。
- ノー残業デーに資料作成依頼を行う場合は、翌日を期限日としない。
- 金曜日(休前日)に資料作成依頼を行う場合は、翌週月曜日(休日明け)を期限日としない。
- 勤務時間外に仕事をすることが前提とならないよう留意する事項
- 資料作成依頼を勤務時間外には行わない。
- 資料作成依頼を行う場合には、適切な期間を確保し期限を設定する。
取組方法
- 初回打合せ時に、本取組の目的及び内容を発注者から受注者に説明し、実施する取組内容を、別紙1「ウィークリースタンス取組目標(初回打合せ時)」を基に確認します。
- 受注者は、確認した内容を別紙1に記入の上、業務打合せ簿により提出し、受発注者間で共有してください。
- 受注者は、中間打合せ時等を利用し、発注者と取組内容の実施状況を確認し、改善案等を、別紙2「ウィークリースタンス中間フォローアップシート」に記入の上、業務打合せ簿により提出し、受発注者間で共有してください。
- 受注者は、業務完了時に、発注者と取組内容の実施結果を確認し、別紙3「ウィークリースタンス実施結果報告書」に記入の上、業務打合せ簿により提出し、受発注者間で共有してください。
- 確認内容に変更がある場合は、その都度、上記3の方法により受発注者間で共有してください。
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