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水源かん養事業 ~太田川源流の森~
おいしい水は豊かな森から生まれます
広島市の水道を120年にわたり支えてきた母なる川”太田川”は、流域の豊かな森に育まれ、今日も、良好な水質を保っています。
広島市は、平成10年度に、太田川の源である冠山が位置する源流域に森林を取得し、太田川流域の住民の方々とともに森林保全活動を行うなど、豊かな森を守る活動を実施しています。
森を守ることは川を守ること、そして水を守ること・・・
太田川源流の森 風景
広島市の水道は明治31年8月25日に創設。広島市では清流・太田川を守るために、水道創設100周年を記念するシンボル事業として平成10年度から水源涵養モデル事業に着手しました。
この事業は、太田川の源である冠山が位置する源流域に森林を取得し、モデル水源林として整備するとともに、森林保全活動や森林学習の場として活用していくことを目的にしています。
太田川源流の森(概要)
所在地 | 広島県廿日市市吉和字吉和東1588番・11589番3 |
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面積 | 355ヘクタール |
樹種 | (天然林)ミズナラ・コナラ・シバグリなど (人工林)スギ・ヒノキ・アカマツ・カラマツなど |
制限林等の種類 | 水源かん養保安林 |
森林の整備方針
太田川源流の森は水源かん養機能(緑のダム)が十分発揮できるよう、天然林・人工林ともに大きな木を主体としながら、大・中・小木といった様々な木で構成される森林を目指して整備しています。
水源かん養機能とは?
豊かな森は緑のダム
生い茂る広葉樹林
森の土が水をしみ込ませる力は、裸地の20倍もあります。土にしみ込んだ水はゆっくりと長い時間をかけて森にたくわえられ、少しずつ川へ流れていきます。長く雨が降らなくても、たくさんの雨が降っても緑のダムは渇水や洪水を防ぐ働きをもっているのです。
豊かな森はおいしい水をつくる
水が湧き出る様子
水は森の土の層を通っていく間にきれいになっていきます。土の層のすきまは水をろ過する働きをもっています。
啓発活動
森林や渓流とのふれあいの場、とりわけ次代を担う児童・生徒の自然教育・体験学習の場として、また、上下流域住民の交流促進の場として活用していきます。
詳しい活動内容
クリックすると資料を入手できます。
太田川源流の森での活動を希望される方は、「使用要綱」をお読みのうえ、「使用申込書」に必要事項を記載し、広島市水道局企画総務課広報広聴係まで郵送、電子メール送付または持参してください。
提出先 〒730-0011 広島市中区基町9番32号
広島市水道局企画総務課広報広聴係
電子メール w-soumu@city.hiroshima.lg.jp
電話 082-511-6808
◎ 持参される場合は、月曜日から金曜日(祝日除く)の午前8時30分から午後5時までの間にお持ちください。